ちょっと簡単にですが、この先チェコへいらっしゃる旅行者の皆様へのジャストインフォでございます。
この間、お客様のお一人でチェコの旧紙幣をお持ちの方がいらっしゃいまして
「この紙幣がお店で使えなくて、どこの銀行に行っても交換をしてくれない！」
とおっしゃっておりました。
「え！？銀行で交換できません？」
「国立銀行じゃないと無理と言われました。」
「…。」
といった感じでしたが、実は私も知らなかったので調べてみましたところ、
「2024年7月からはチェコ銀でのみ交換可」
とありました。今月からなんですね。(そのお客様はチェコ銀で現行紙幣へと交換されまして何事もなくその後チェコ滞在を満喫されました。)
ですので、以前にチェコへいらっしゃった方で当時のチェコ紙幣を今お持ちの方、ちょっとご確認くださいませ。
上のアイキャッチ画像に皇帝カレル四世が印刷された100コルナ紙幣がありますが
上が旧紙幣で、下が現行紙幣です。
よく見て頂くと、中心から少し左にずれた銀色のシール、旧紙幣の方が細いですね。
※この旧紙幣は25年前の1999年に現行紙幣へと変わったので、現在チェコ国内では全く旧紙幣は流通しておりません。なのでお店でも受け取ってくれませんし、お店のお釣りでも現地両替所やATM等でも旧紙幣は出てきません。今から日本の銀行でのチェコ紙幣への両替や、現地でのATMや銀行、両替所などで両替をされる方は何も問題はございません。ですが金券ショップなどでは旧紙幣が混ざっているかもしれませんので要チェックです。かなり以前にチェコへといらした事のある方で、その当時に両替をされましたチェコ紙幣をまだお持ちの方は確認の方よろしくお願いいたします！
もし旧紙幣をお持ちの方は、現行紙幣と交換しないと使用ができません！
プラハにいらした時にはチェコ銀行(CNB “Česká národní banka”)に行って交換してください。そのへんの銀行ではもう交換はしてくれません。
チェコ銀の中に入るのに、小さな正面玄関すぐのところに空港なみの金属探知機ゲートや手荷物検査がありますが、恐れる事はございません。旧紙幣を見せて「change！change！」と言えば何をしに来たのかがすぐに伝わりますので通してくれます。
この旧紙幣ですが、いつまで交換ができるのかは発表がないので分かりません…。
チェコ銀！場所は観光地ど真ん中の旧市街地区にある市民会館と火薬塔のすぐ横にあります。
私はこれまでチェコに在住してきて記憶にある範囲で旧紙幣を手にした事はないような気もします。相当前の旧紙幣が流通していた◯十年前に手にした事は当然ありますが、その後にお店で拒否られた事はこれまで皆無です。なのでひとまず今では旧紙幣を見かける事もなく、見かける時というのは、かなりしばらくぶりにチェコへといらしたお客様が、そのかなり昔に両替をした旧紙幣をまだ持っているというケースですが、旧紙幣で未だ世間に残されているもので最も多いのは上の写真の100コルナ紙幣で、約2000万枚あるらしいです。そういうの分かるんですね。そりゃそうか。
次いで200コルナの1,350万枚、そして500コルナの200万枚、2,000コルナの100万枚、だそうです。
世間に残されている使えない紙幣の総額がすげぇ事になってますね。
ちなみに最高額紙幣である5,000コルナはまだ引き続き使用可能だそうですが、5,000コルナの旧紙幣をお店で出したらめっちゃ調べまくられそうです。
というわけで、旧紙幣をお持ちの方は是非チェコへ再びいらしてくださいませ！チェコ銀で交換いたしましょう！そういう機会でもなければチェコ銀内部に立ち入る事もないですので。スーパーレアな体験です。
お待ちしております！！
そういえば私も今ここに結構な日本円紙幣があるんですが、次に帰国した時にはもう新紙幣が流通してるんでしょうね。
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